こんにちは。エンジニアの吉田です。
先日Startup Issue Gym第二回「クライアントサイドのIssue」で「エンジニアとユーザー中心設計」というテーマでLT登壇したので、登壇した内容と感想を書こうと思います。
動画のアーカイブはこちらになります。
Startup Issue Gymとは?
Startup Issue Gymは、ビビッドガーデン、カミナシ、Synamonのスタートアップ3社で立ち上げをしたイベントグループです。急成長中のスタートアップが集まって、「各社が解決したあるいはぶつかっている Issue(課題) を共有し、一緒に解決方法を考える場をつくろう」というコンセプトでイベント開催を行っています。
Startup Issue Gymの特徴は、SolutionではなくIssueをテーマにしている点です。
スタートアップが集まるイベントでは何かの問題を解決した話(Solution)がテーマになることが多いですが、Startup Issue Gymのイベントでは起きたあるいは今実際に起きているIssueに焦点を当てることで、Startupでの仕事の泥臭さなど、普段表にでてくることが少ない生の話がきけるのが特徴です。
定期的にイベントを行っていますので、是非ウォッチしてもらえればなと思います。
(↓のcompassページを開き -> 「メンバー」タブ -> 「メンバーになる」ボタンを押してもらうとイベントの通知などが受け取れます。)
startup-issue-gym.connpass.com
登壇内容「エンジニアがどうユーザーと関わるか」
今回自分は「エンジニアがどうユーザーと関わるか」というIssueをテーマで発表しました。
ここではその内容を抜粋して紹介したいと思います。
Startupで働いているとユーザー中心設計で良いプロダクトをつくろうといったことをよく耳にします。
でも「実際エンジニアはどうユーザーと関わったらいいのか」についてはあまり語られることがないなと思い、それをテーマに選びました。
選んだテーマについて自分も明確な答えを持っているわけではないのですが、ディスカッションの種として「なぜエンジニアがユーザーと関わるのか」についての自分の考えと、Synamonでの仕事の中で「エンジニアの自分がユーザーと関わった実体験の共有」の2つのトピックを話しました。(会社紹介はここでは省略します)
「なぜエンジニアがユーザーと関わるのか」
もし、エンジニアをプログラムを書くだけの人ととらえ、ユーザーとのやりとりをCS(カスタマーサクセス)や営業のメンバーに任せてしまうと、エンジニアとユーザーの距離が遠くなります。
また、CSや営業、エンジニアといった職種を元に各々がメインとする業務だけを元に役割を決めると、このようなユーザーとエンジニアの距離が遠い状態に陥りやすいです。
開発するプロダクトの要件がある程度明確に決まっている場合は、ユーザーとエンジニアの距離が遠くても問題ありません。しかし、Startupはまだ世に前例の少ないプロダクトをつくることが多いためこれには当てはまりません。むしろ要件を決めるところ、言い換えれば「そもそも何を開発すべきか見極めること」、こそがStartupでは重要です。
そこを見極めないまま開発を進めてしまうと、以下のような問題が起きます。
- つくったはいいものの誰にも使われないプロダクトができてしまう
- 何を解決すべきかの状況や背景を上手く理解できていないので、良いUXがつくれない
- どの機能がプロダクトのコアで、どの機能が拡張が予想されるものかわからないので、保守性や拡張性に乏しいコードが増える
「そもそも何を開発すべきか見極める」にはユーザーと密な連携が必要で、エンジニアとユーザーの距離を近づけるとそれが効率よく行われます。
つまり、次のような因果関係があることが、「なぜエンジニアがユーザーと関わるのか」に対する自分の考えです。
エンジニアがユーザーと関わる --> それによってユーザーとのコミュニケーションが促進される --> 「そもそも何を開発すべきかの見極め」が進む --> (UX/保守性などあらゆる面において)質の高いプロダクトができる。
「エンジニアの自分がユーザーと関わった実体験の共有」
こちらについてはこの記事では割愛させていただきますが、ご興味あれば、動画のアーカイブやスライドをご覧ください。
登壇してみて
Startupでは日々様々な課題が起きてますが、他のStartupでも似たような課題を経験されていることは多いと思います。そのため、Startup同士で課題に対する知見を共有・ディスカッションし合う場があることはとても有意義だなと感じました。
また他の方の登壇をきいていると、外からだと万事順調そうに見える成長中のStartupでも、色々と苦労しながら成長しているんだなということが感じ取れ、自分たちも頑張ろうというエネルギーをもらうことができました。
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