こんにちは、エンジニアのクロックスこと黒岩(@kro96_xr)です。
今回は先日行われたSIer・業務系エンジニアのXRスタートアップ転職を語る会のイベントレポートをお届けします。
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イベント概要
本イベントはSynamon社内のSIer出身者が各自のXR転職を振り返りつつパネルディスカッションを行うという形式で行われました。
「業務でXR開発はやったことないけど、XR業界に転職したい」
「SIerの経験って何がどう活かせるの?」
「XR開発やりたいけど、Unity業務経験必須なら無理かな…」
「何はともあれ、XR転職を成功させた人のお話が聞きたい!」XR転職を目指しながらも、実態がわからない&何をアピールすればいいのかわからないといった方々、中々多いのではないでしょうか。
今回はSynamon内の元SIerメンバーが自身のXR転職を振り返りつつ、皆さんのお悩みに答えていきたいと思います!
(イベントページより引用)
なお、当日は以下の流れで進行しました。
自己紹介~「VRは体力ですよ」~
進行
ふわりさん(@Fuwari_mimf)
パネリスト
じゅーいち。さん(@Q1J011)
うぃすきーさん(@Whisky_shusuky)
クロックス(@kro96_xr)
自己紹介の見どころはうぃすきーさんが三点倒立し始めたところですね。
_人人人人人人人_
— 星影 (@unsoluble_sugar) 2022年1月26日
> 突然の倒立 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄https://t.co/7BUgQ2Zufm
#しなとーく配信 pic.twitter.com/m8TNpUh6pY
うぃすきーさん曰く「VRは体力ですよ」とのことですので、みなさん体力付けていきましょう!
テーマ①「自分、こうやってXR転職しました」
このテーマでは各自がSynamonに入社するまでの経緯をお話ししました。
クロックス
- SIerで製造業向けパッケージソフトの運用保守・開発をやっていた
- 2018年夏の6社合同採用イベントでSynamonを知る
- 開発スキル不足を自覚していたので未経験待遇でWebエンジニアへ(年収は3桁万減)
- 2021年にあらためて応募、1回お祈りされてからのスカウトにより入社
うぃすきーさん
- SIerでインフラ担当をしていた
- 開発経験を積むためにWeb系の会社に転職(年収は半減)
- 自力で一から開発する経験を積んでSynamonに入社
じゅーいちさん。
- Synamonはいつの間にか知っていた
- おそらくTwitterで界隈の動きを追っているときに知った
- リアルイベントが多かった時期で、参加している中で開発されている方や会社を知った…と思う
- 1年間くらいは所属していたSES内で何かできないか探したりはしていた
テーマ②「実際働いてみてどう?働き方の違いは?」
このテーマではざっくばらんに働き方の違いについてお話ししました。
- 全部違う、共通点はオフィスがあることくらい
- 忙しさは波があるので一概には言えない、SIerの方が開発スパンが長いかも
- SIerだと人数規模が大きく業務の細分化が進んでいてやることが明確
- Synamonだと「待っていると何も仕事が振られない」「やることは自分で取りにいく」
- 最初の2週間くらい不安で辛かったが、自分で手をあげて動いていくことで自分の立ち位置を考えることができた
- 立ち位置を考えた結果、自分の思いもしなかったところが強みになったりする
テーマ③「SIer経験しておいて良かった~!って思う瞬間」
このテーマではSIerで経験したことが活きている場面についてお話ししました。
- (SIerでのポジションにもよるが)要件定義や合意形成といったクライアントワーク
- 見積を作るときの工数や金額の感覚を得ることが出来た(リスクヘッジで見積のバッファを積みすぎになっているかも)
- SIerの方が大規模開発だったので、サービスがスケールした時に活きるかもしれない
- SIerで客先で話す必要があったので傾聴力やコミュニケーション力がついた
- 組織体制がしっかりしたところにいたので、組織作りをするにあたって経験が活きている
質問コーナー
じゅーいちさんは東京への移住組と伺っていますが、リモートの仕事文化が定着した現在、東京を出るという選択肢はありますか?
- 全然ありますね~笑
- 会社の方針、仕組み次第なところはある
- 会社に来ても来なくてもいいとなると出社もいいものだなと思うこともある
- 田舎で働くの憧れません?笑
XR企業に転職してからSIer時代に勉強しておいてよかったと思うことはありますか?
- 全く業務関係ないところでプログラミングの勉強したり資格試験の勉強したりしていたこと
- サーバサイドは作ったモノが見えないので、見えるものとしてシェーダーを書いてVRChatにもっていったりしていた
- UML(クラス図やシーケンス図など)の書き方を学んだこと
XR関連の業務経験がない状態でXR業界に転職するのはなかなかハードルが高いんじゃないかと思いますが、どうやって決断したんでしょうか?
- 結論としては「やりたかったから覚悟を決めた」になる
- 面接時点でSynamonの抱えている課題を聞いてやるべきことが見えたのでやれると思った
- 趣味を仕事にするとつまらなくなるというのが心配だったが、チャンスは今しかないと思って覚悟を決めた
- iPhoneが出た時に波に乗り損ねた経験があり、XRも同様に時代の変わり目になるのではと思って覚悟を決めた
さいごに
以上、イベントの内容を箇条書き形式でまとめてみました。
ここからは個人の感想です。
まずはじめに、イベントを企画してくださったふわりさん、そして視聴してくださった皆さんありがとうございました。他の方の経験、考えを聞けて非常に興味深かったですし、こうしてパブリックな場で話すことが出来て勉強になりました。次回はもう少し緊張せずに話せたらいいなと思います笑
また、イベント後にアンケートも取らせていただいたのですが「転職時に考えていたことが参考になった」という声や「スタートアップでの仕事の進め方を知ることができてためになった」という声をいただき、開催して良かったなと胸をなでおろしております。
そして全体を通して思ったのは、XR転職に必要なことは「勇気をもって一歩踏み出す」ことではないかということです。パネリストそれぞれで転職に至るまでの道筋は異なりますが、最後の質問への回答でもあったように覚悟を決めて現状を変えるために自らアクションをした結果が現在に繋がっているのかなと思いました。
大きく環境を変えることはリスクもあり難しいものですが、出来ることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。
簡単に出来ることといえば、Synamonではカジュアル面談を実施しております。
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